ダイレクト納付とは?
e-Taxを使って国税を納める際に、「ダイレクト納付」という便利な方法があります。これは、e-Taxで申込書などを提出した後、普段使っている預貯金口座から、まるで公共料金のように、税金が自動的に引き落とされる仕組みです。
ダイレクト納付の利用を始めるためには、まず初めにe-Taxの利用開始手続きを完了させる必要があります。その後、納税者は所轄の税務署へ専用の届出書を提出することになります。
提出方法については、法人と個人で異なっており、個人の場合はオンラインでの提出が可能となっていますが、法人の場合は書面が必要です。これらが全て完了することで、利用が可能となります。また、届出書の提出先となる所轄の税務署は、納税地によって決定されます。
ダイレクト納付のメリット
ダイレクト納付を選択すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。2つのメリットを紹介します。
自宅やオフィスから納付できる
届出の手続きを完了させれば、自宅やオフィスから直接納税することが可能になります。金融機関に出向く必要がなく、インターネットを通じて簡単に支払いを済ませることができるため、移動や手続きの手間をなくすことができます。
さらに、従来の納税方法と比べて手続きが簡素化されているため、事務作業の負担が大幅に軽減されます。納付書の記入や金融機関での支払い待ち時間など、これまで必要だった手間を省くことができ、非常に便利です。
引き落とし期日の指定ができる
「引き落とし」のタイミングを選択することができます。
一つは、「即時引き落とし」です。これは、税金の納付手続きと同時に、あなたの指定した銀行口座から税金が引き落とされる仕組みです。例えば、オンラインで税金の申告と納付を同時に行う場合などに、この方法が選択できます。
もう一つは、「指定期日引き落とし」です。こちらは、あなたが事前に引き落とし日を指定しておくことで、その日に銀行口座から自動的に税金が引き落とされる仕組みです。
ダイレクト納付の登録方法
ダイレクト納付の登録方法は以下の通りです。
- 申告等データの作成・送信
- ダイレクト納付の利用
- 納付状況の確認
出典:e-Tax
ダイレクト納付の利用の際に、「今すぐ納付される方」「納付日を指定される方」と表示されるため、どちらかを選択してください。ただし、納期限当日にデータを送信した場合は、指定はできないため注意しましょう。また、e-Taxソフトからもダイレクト納付が可能です。