確定申告書の作成手順

e-Taxを使って確定申告書を作成する際、どのような手順で作業を進めるとよいのでしょうか。ここでは、令和5年分の確定申告書の作成手順を例に解説します。

作成の流れ

今回は、マイナポータル連携済みの状態で、スマホを使った確定申告書作成の手順を紹介します。

「作成開始」をクリック

トップ画面の作成開始をクリックしてください。

出典:確定申告書等作成コーナー ご利用ガイド

送信方法を選択

次に、税務署に提出する方法として3つの選択肢が表示されます。この中から、1つを選択してください。今回は、「スマートフォンを使用してe-Tax」を選びます。

出典:確定申告書等作成コーナー ご利用ガイド

「所得税」を選択

e-Taxでは、個人の確定申告のほかに事業所得の確定申告、消費税の確定申告、贈与税の確定申告が可能です。

出典:確定申告書等作成コーナー ご利用ガイド

これらの選択肢の中から、左端の「所得税」を選択してください。個人事業主の場合は、2番目の「決算書・収支内訳書(+所得税)を選びましょう。

e-Taxにログイン

マイナンバーカードのログイン方法には、スマートフォンとICカードリライタの2種類がありますが、ここでは、スマートフォンについて説明します。

出典:確定申告書等作成コーナー ご利用ガイド

はじめに、スマートフォンのマイナポータルアプリを起動してください。次に、「読取り」をタップして、QRコードを読み取ります。その後、利用者証明用電子証明書の暗証番号を入力し、画面の指示に従ってマイナンバーカードを読み取らせてください。

住所等の情報の確認

カードの読み取りが終わると、e-Taxに登録されている住所などの情報が表示されるため、間違いがないか確認しましょう。その後、生年月日や確定申告書の提出方法、申告に関するいくつかの質問がありますので、画面に従って答えてください。

収入金額・所得金額を入力

ここからは、各種収入金額と所得金額の入力を行います。

出典:確定申告書等作成コーナー ご利用ガイド

入力することが多いのは給与所得や雑所得ですが、それ以外にも該当する所得がある場合はこの画面で入力を済ませましょう。

所得控除の入力

引き続き、所得控除の入力画面に移ります。

出典:確定申告書等作成コーナー ご利用ガイド

この画面で入力するのが、医療費控除や社会保険料控除、生命保険料控除、地震保険料控除、寄付金控除などです。なお、基礎控除については最初から入力されているため、新たに入力する必要はありません。

税額控除の入力

次の画面は、配当控除や政党等寄付金等特別控除、住宅借入金特別控除といった税額控除です。該当する控除がある場合は、入力しましょう。

計算の確認と住民税等の入力

すべての金額を入力すると、計算結果の確認画面が現れます。計算内容に誤りがなければ、住民税の画面に移行してください。住民税についても同様に、画面の指示に従って必要事項を入力しましょう。

マイナンバーの入力

最後に、本人や扶養親族などのマイナンバーを入力して確定申告書の作成が完了します。