e-Tax(イータックス)とは?

e-Taxとは、国税庁が提供するシステムで、Web環境が整っていれば、自宅からでもオフィスからでも確定申告や納税などの手続きを完了させられます。

e-Taxは、メンテナンス時間を除き、24時間利用可能です。ただし、年末年始などシステムが利用できない期間があるため、公式サイトで利用可能時間をチェックしたほうが良いでしょう。

出典:e-Tax

e-Taxのメリット

e-Taxを利用すると手間や時間を削減できるだけではなく、提出書類を省略できるというメリットがあります。それぞれの内容について解説します。

自宅で確定申告の手続きができる

e-Taxを利用することで、自宅や事務所から確定申告や納税などの手続きが可能になり、税務署や申告会場に赴く必要がなくなります。確定申告期間中であれば、24時間いつでも申告が可能で、時間を気にする必要もありません。

確定申告については、国税庁の確定申告特集ページに詳しい内容が掲載されているため、合わせてそちらを確認するとよいでしょう。

提出書類を省略できる

窓口や郵送での申告では必要な第三者作成書類(社会保険料控除の証明書、生命保険料控除の証明書、地震保険料控除証明書など)を提出する必要がなく、e-Taxではこれらの書類の提出を省略できます。

ただし、法律で定められた申告期限から5年間は税務署から書類提出を求められる可能性があるため、書類自体は作成し、法定申告期間から5年間保管する必要があります。

出典:国税庁

e-Taxの使い方

e-Taxを利用するには、以下の準備を整える必要があります。

  • Web環境の整備
  • 利用者識別番号の取得
  • 電子証明書の取得と読み取り設定

e-Taxは、インターネットを利用した納税申告であるため、Web環境を整えなければなりません。利用者識別番号とは、半角16桁の番号のことで、手続き開始前に入手する必要があります。

マイナンバーカードとマイナンバーカードの読み取りに対応したスマートフォンがあれば利用者識別番号の取得が可能です。このほかにも、税務署で直接取得する方法や書面で取得する方法、税理士に依頼して取得してもらう方法などがあります。

電子証明書を取得するには、マイナンバーカードが必要となることも覚えておきましょう。

次に、確定申告などの申告データを作成して送信します。国税庁の「確定申告等作成コーナー」で申告書の作成・送信が可能です。ある程度時間をおいてからe-Taxにログインすると、送信内容の確認が可能です。

出典:e-Tax