国債利回りと金利の見方。2026年6月の水準を確認

国債を検討するときに混同しやすいのが、「金利」と「利回り」です。個人向け国債では、発行条件として示される年率の利率を確認することが多くなります。一方、市場で取引される国債では、購入価格や償還金額も関係するため、応募者利回りや市場利回りを見る必要があります。

2026年6月募集の個人向け国債の利率

財務省が公表している「現在募集中の個人向け国債・新窓販国債」によると、2026年6月募集分の個人向け国債は、2026年6月4日から6月30日まで募集され、発行日は2026年7月15日です。2026年6月24日現在の表面利率は、変動10年が初回年1.74%、固定5年が年1.86%、固定3年が年1.51%です。

種類満期金利タイプ表面利率 年率税引後の目安
変動10年10年変動金利初回 1.74%1.3865190%
固定5年5年固定金利1.86%1.4821410%
固定3年3年固定金利1.51%1.2032435%

利子には原則として20.315%の税金がかかります。たとえば固定5年を100万円購入し、年1.86%の利率で単純計算すると、税引前の年間利子は約18,600円、税引後の年間利子は約14,821円です。ただし、実際の初回利子は発行日から初回利払日までの保有期間に応じて計算されます。

国債金利10年・国債金利5年は何を見るべきか

「国債金利 10年」「国債金利 5年」といった言葉は、個人向け国債の利率だけでなく、市場で取引される国債の利回りを指す場合もあります。日本相互証券の主要年限レートでは、2026年6月25日の新発10年国債利回りは2.620%、5年債利回りは1.880%と公表されています。

ここで注意したいのは、10年国債利回りがそのまま個人向け国債「変動10年」の受取利率になるわけではない点です。個人向け国債の変動10年は、基準金利に一定の計算式を使って適用利率が決まります。固定5年・固定3年も、それぞれ発行時の基準金利をもとに利率が決まります。

国債金利推移と「今後」の見方

国債 金利 推移を見るときは、短い期間だけで判断せず、金融政策、物価、為替、国債の需給などをあわせて見る必要があります。日本銀行の金融政策、長期国債の買入れ方針、物価上昇への見方などは、長期金利に影響しやすい材料です。

国債 利回り 今後について、上がる・下がると断定することはできません。金利が上がる局面では、これから発行される国債の利率が高くなる可能性があります。一方で、すでに市場で売買されている固定利付国債は、金利上昇時に価格が下がりやすい傾向があります。個人向け国債の変動10年は半年ごとに利率が見直されるため、将来の金利上昇にある程度ついていきやすい設計です。

利率だけを見ると固定5年が高く見える場面もありますが、「どこで買うか」で実質的な条件が変わることがあります。次のページで購入場所とキャンペーンの注意点を確認します。