国債は、預金より少し高い利回りを期待したい一方で、株式のような大きな値動きは避けたい方にとって、比較されやすい金融商品です。ただし、「国が発行しているから安心」という印象だけで選ぶと、満期までの期間、金利タイプ、中途換金、キャンペーン条件などを見落とすことがあります。本記事では、国債とは何か、国債利回りの見方、国債金利10年・5年の考え方、個人向け国債を買うべきかどうかまで、初心者にもわかりやすく整理します。
この記事でわかること
- 国債とは何かをわかりやすく解説
- 個人向け国債の変動10年・固定5年・固定3年の違い
- 2026年6月時点の国債利回り・国債金利の目安
- 国債はどこで買うのが得か、キャンペーンを見るポイント
- 国債を買うべきか判断するための考え方
※本記事は、2026年6月26日時点で確認できる公的機関・金融機関の公表情報をもとに作成しています。金利、利回り、キャンペーン内容は変更されるため、購入前には必ず最新の公式情報をご確認ください。本記事は特定商品の購入を推奨するものではありません。
国債とは?国にお金を貸して利子を受け取る仕組み
国債とは、国が資金を調達するために発行する債券です。購入する側から見ると、国に一定期間お金を貸し、その見返りとして利子を受け取り、満期になると額面金額が戻ってくる仕組みです。銀行預金と似ている部分もありますが、預金は銀行にお金を預けるもの、国債は国が発行する債券を購入するもの、という違いがあります。
個人が購入しやすい代表的な国債に「個人向け国債」があります。財務省によると、個人向け国債には「変動10年」「固定5年」「固定3年」の3種類があり、いずれも1万円から1万円単位で購入できます。利子は半年ごとに年2回受け取る仕組みで、満期まで保有した場合は額面金額が戻ります。
個人向け国債が選ばれやすい理由
個人向け国債の大きな特徴は、発行後1年が経過すれば、原則として1万円単位で中途換金できることです。中途換金時には、直前2回分の各利子相当額に一定の調整が入りますが、個人向け国債では中途換金時も額面金額で買い取られる仕組みです。
また、個人向け国債には年率0.05%の最低金利保証があります。実勢金利が大きく下がった場合でも、3種類すべてで最低金利が設けられている点は、仕組みを理解するうえで重要です。
普通の国債と個人向け国債は同じではない
国債と聞くと、すべて同じように感じるかもしれません。しかし、個人向け国債と、市場で売買される通常の国債では性質が異なります。新窓販国債など市場価格で売却するタイプの国債は、途中で売るとその時点の市場価格によって売却損や売却益が発生する場合があります。
一方、個人向け国債は中途換金のルールがあらかじめ定められており、株式や投資信託のように日々大きく価格が上下する商品とは異なります。そのため、まずは「自分が見ている国債が、個人向け国債なのか、通常の国債なのか」を分けて考えることが大切です。
国債の安心感だけで選ぶ前に、実は「変動10年・固定5年・固定3年」の違いを知ることが重要です。次のページで、金利と利回りの見方を整理します。
