新NISAは、投資で得た利益に税金がかからない制度として、資産形成を考える人にとって身近な選択肢になっています。ただし、「つみたて投資枠と成長投資枠の違い」「年間いくらまで使えるのか」「2026年から何か変わるのか」など、最初につまずきやすい点も少なくありません。この記事では、初心者向けに新NISAの基本、始め方、限度額、口座開設、口座変更、シミュレーションの考え方まで、できるだけ平易に整理します。
この記事でわかること
- 新NISAの基本と、いつから始まった制度なのか
- つみたて投資枠と成長投資枠の違い
- NISAの限度額と非課税保有限度額の考え方
- 初心者向けの始め方、口座開設、口座変更の注意点
- ランキングやおすすめ銘柄を見る前に確認したいポイント
新NISAとは?まず押さえたい基本
NISAは「少額投資非課税制度」のことで、株式や投資信託などへの投資で得た売却益や配当金・分配金が、一定の範囲で非課税になる制度です。通常、投資で得た利益には税金がかかりますが、NISA口座内で対象商品を保有して得た利益は非課税扱いになります。
現在の新NISAは、2024年1月から始まりました。従来のNISA制度と比べて、非課税保有期間が無期限になり、年間投資枠も広がりました。長期的な資産形成をしやすくするために設計された制度といえます。
ただし、NISAは「必ずもうかる制度」ではありません。非課税になるのは利益が出た場合であり、投資元本が保証されるわけではありません。値下がりする可能性もあるため、生活費や近いうちに使う予定のお金まで投資に回すのは避けたほうが安心です。
新NISAの限度額は年間360万円、総枠は1,800万円
新NISAには、1年間に投資できる上限と、生涯で保有できる非課税投資額の上限があります。2026年時点の18歳以上向けの制度では、年間投資枠は合計360万円です。内訳は、つみたて投資枠が年間120万円、成長投資枠が年間240万円です。
| 項目 | つみたて投資枠 | 成長投資枠 |
|---|---|---|
| 年間投資枠 | 120万円 | 240万円 |
| 主な対象商品 | 長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託 | 上場株式、投資信託、ETF、REITなどのうち対象商品 |
| 使い方のイメージ | 毎月コツコツ積み立てる | まとまった資金や個別株・ETFなどにも活用する |
また、新NISA全体の非課税保有限度額は1,800万円です。このうち、成長投資枠だけで使える上限は1,200万円です。一方、つみたて投資枠だけで1,800万円の枠を使うことは可能です。
ここで大切なのは、年間360万円を無理に使い切る必要はないという点です。月1万円や月3万円など、家計に負担のない金額から始めることもできます。NISAのメリットは「枠を大きく使うこと」だけではなく、利益が非課税になる仕組みを長く活用できることにあります。
実は、初心者が迷いやすいのは「どちらの枠を使うか」よりも、最初に買う商品の選び方です。次のページで、つみたて投資枠と成長投資枠の違いをもう少し具体的に見ていきます。
