デジタル認証アプリについて詳しく解説
平成28年1月からマイナンバーカードの交付が始まりました。マイナンバーカードを活用して本人確認等を行うために必要なものがデジタル認証アプリです。この記事ではデジタル認証アプリにどのような役割があるのか、どのような情報が紐づけられているのかを詳しく解説します。
デジタル認証アプリとは
デジタル認証アプリとは、マイナンバーカードを活用して本人確認を簡単に行うためのアプリのことで、デジタル庁が提供しているアプリです。運転免許証などと同様に、本人確認書類としての役割を果たすことになるのです。令和6年4月時点でマイナンバーカードの保有率は70%を超えています。デジタル認証アプリを活用することで、本人確認がよりスムーズに便利に利用できるようになります。
- ネットバンキングなどのログイン時の本人確認
- 転売等を防止するためにECサイトでの本人確認
- 公共施設やシェアリングサービスなどのオンライン予約
- ライブ会場等での酒類購入時の年齢確認
シェアリングサービスはカーシェアリングや民泊、レンタルスペースなどが代表的です。今まではマイナンバーカードは住民票の取得や確定申告など、行政の手続きでしか活用する機会がありませんでした。しかしデジタル認証アプリを活用することで、行政の手続きだけでなく、民間のサービスでも本人確認が利用できるようになります。
今後もマイナンバーカードの普及を政府が進めていく可能性が高いです。デジタル認証アプリを活用することで、生活の様々な場面で本人確認がスムーズに行えるようになることが期待できます。
デジタル認証アプリで紐づけられる情報とは
デジタル認証アプリを利用すると、ログインなどに必要な電子署名などが活用できます。その他にも行政機関や民間事業者から依頼を受けて、基本的な4つの情報の連携機能を提供することがあります。基本的な4つの情報とは以下のものです。
- 氏名
- 住所
- 生年月日
- 性別
住所や氏名などの個人情報を連携しているサービスに提供することに、不安を感じる方もいるかもしれません。上記の情報はサーバーに一時的に保存されますが、1時間以内に必要な処理を行った後に、デジタル認証アプリサーバーからは削除されます。重要な個人情報なので、厳重なセキュリティ対策やアクセス制限等を行って保護されます。
アプリやサービスを利用するために個人情報を入力したり、ログインをしたりすることがありますが、手間だと感じる方もいるかもしれません。今後デジタル認証アプリが更に多くのサービスや企業と連携すれば、より便利な生活が送れるようになるかもしれません。
最新情報や各種詳細はデジタル庁のデジタル認証アプリのサイト https://services.digital.go.jp/auth-and-sign/ でご確認ください。