「トヨタの社債は利回りがどれくらいなのか」「個人でも10万円から買えるのか」「TOYOTA Walletで社債を買えるという話は本当なのか」と気になる方も多いでしょう。2026年8月には、トヨタファイナンスが個人向けの「TOYOTA Wallet つむぐボンド」の募集を開始しています。一方、豪ドル建て・米ドル建てのトヨタグループ社債もあり、発行会社や通貨、償還期間、リスクはそれぞれ異なります。この記事では、2026年8月28日時点の最新情報をもとに、トヨタ社債の利率、格付け、発売時期、買い方、メリット・デメリットを整理します。

<目次>

  • 2026年最新のトヨタ社債と利率
  • TOYOTA Walletつむぐボンドの特徴
  • トヨタ社債はどこで買える?申し込み方法
  • トヨタ社債の格付けとメリット・デメリット
  • 豪ドル・米ドル建てトヨタ社債との違い
  • 東京電力・NTT・三井など他社社債と比べるポイント

※本記事は金融商品の仕組みを解説するものであり、特定の社債の購入を推奨するものではありません。社債には元本割れや発行体の信用リスクなどがあります。実際の投資判断では最新の目論見書や契約締結前交付書面をご確認ください。

2026年最新のトヨタ社債は?個人向け「TOYOTA Wallet つむぐボンド」が登場

「トヨタ 社債」という言葉でひとまとめにされがちですが、まず確認したいのがどの会社が発行する社債なのかです。

2026年8月に個人向けとして募集されている「TOYOTA Wallet つむぐボンド」の正式名称は、「トヨタファイナンス株式会社第2回無担保セキュリティトークン社債」です。発行体はトヨタ自動車株式会社ではなく、トヨタグループで国内の販売金融やクレジットカード事業などを手掛けるトヨタファイナンス株式会社です。

そのため、「トヨタ自動車そのものが発行する社債」と「トヨタグループの金融会社が発行する社債」を混同しないことが重要です。

TOYOTA Walletつむぐボンドの最新条件

項目内容
愛称TOYOTA Wallet つむぐボンド
発行体トヨタファイナンス株式会社
利率年1.720%(税引前)
期間1年
申込単位10万円以上、10万円単位
申込上限9,990万円
募集金額10億円
抽選申込期間2026年8月18日~9月2日17時
払込日2026年10月27日
償還日2027年10月27日
信用格付AAA(JCR)

10万円から申し込めるため、一般的な個人向け社債で見られる「100万円単位」よりも小さな金額から検討できる点が特徴です。

10万円買った場合、利息はいくら?

年1.720%の利率で10万円を1年間保有した場合、税引前の利息は単純計算で1,720円です。

社債の利息には原則として所得税・復興特別所得税15.315%と地方税5%を合わせた20.315%が課税されます。この税率を単純に当てはめると、税引後の利息は概算で約1,371円となります。

ただし、「利率」と「利回り」は厳密には同じ意味ではありません。購入価格や売却価格、保有期間などによって実際の利回りは変わるため、商品を見るときは表示されている利率だけでなく、購入条件も確認する必要があります。

以前のトヨタファイナンス社債より利率は上がっている

トヨタファイナンスは2025年にも第1回セキュリティトークン社債を発行しており、こちらは期間1年、利率年0.830%でした。2026年の第2回は年1.720%となっています。

また、トヨタファイナンスが2026年7月24日に発行した通常の無担保社債では、第119回が2年・年1.636%、第120回が3年・年1.763%、第121回が5年・年2.198%、第122回が6年・年2.379%となっています。

ただし、これらの通常社債と、TOYOTA Walletから個人が申し込める「つむぐボンド」は別の商品です。「トヨタ社債の最新利率」という数字だけを比べるのではなく、発行体・年限・購入方法・最低購入金額まで確認しましょう。

では、個人向けのトヨタ社債は具体的にどこで、どうやって購入するのでしょうか。証券口座を使わない独特の申し込み方法を次のページで確認します。